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Rong, L.*; Yamane, T.*; 新村 信雄
Journal of Crystal Growth, 217(1-2), p.161 - 169, 2000/07
被引用回数:27 パーセンタイル:84.41(Crystallography)ニワトリ卵白リゾチームの正方晶系相の(110)面の[001]方向への結晶成長速度を、AFMで直接、(110)面を観察しながら、過飽和度の関数として求めた。結晶成長速度は過飽和の増加とともに増加するが、成長速度のキネマティカル解析から、結晶成長単位は分子2量体であることが判明した。また、これは、AFM観察像のステップ高さが、常にダイマーの高さであることとも符合する。
新村 信雄; 峯崎 善章; 田中 伊知朗*; 藤原 悟; 安宅 光雄*
Journal of Crystal Growth, 200, p.265 - 270, 1999/00
被引用回数:14 パーセンタイル:70.41(Crystallography)ニワトリ卵白リゾチームは未飽和溶液中で既に凝集体を形成している。この凝集体と過飽和溶液中で存在する凝集体の関連を中性子コントラスト変調法により研究した。それによると、未飽和溶液中の凝集体は分子が平行に並んだ構造(極性構造)をとっている。一方、過飽和液中から生成する結晶中の分子の配列は非極性である。つまり、未飽和中に存在する凝集体は、結晶の前駆体ではないと結論付けられる。
新村 信雄; 栗原 和男*; 安宅 光雄*
J. Jpn. Soc. Microgravity Appl., 15(SUPPL.2), p.582 - 584, 1998/00
1997年5月にSTS-84スペースシャトルを使った微小重力下での実験機会があった。ミッションテーマは「微小重力下でのタンパク質結晶成長」である。タンパク質結晶はX線・中性子による原子レベルでの3次元立体構造解析の試料として必須であるが、時によっては良質の単結晶を得るのは困難である。微小重力下では、今までの経験から地上でより、良質の結晶ができる。ただし、過去の例では、約20%の成功である。今回、われわれは、なぜ微小重力下で地上より良質の結晶ができるのか、しかしなぜ成功率は低いのか、また、これらはタンパク質結晶成長機構解明にどうかかわるのかなどを研究目的にして、微小重力下でのニワトリ卵白リゾチーム結晶の溶解速度を測定し、地上での結果と比較する実験を試みた。その結果を報告する。
新村 信雄*; 峯崎 善章
日本結晶学会誌, 40(1), p.114 - 118, 1998/00
我々が開発した中性子イメージングプレートを用い、ラウエ法により行った、ニワトリ卵白リゾチームの中性子結晶構造解析の結果判明した水素原子の構造及び水和構造について、その立体構造形成上における特徴を解説した。水素原子は960個同定でき、N及びO原子に結合している水素原子は重水素に置換することが説明された。ベンゼンリングの上に位置する水和水、骨格の間に入り込む水分子等も同定できた。
新村 信雄; 峯崎 善章; 野中 孝昌*; J.C.Castagna*; F.Cipriani*; P.Hoghoj*; M.S.Lehmann*; C.Wilkinson*
Nature Structural Biology, 4(11), p.909 - 914, 1997/11
被引用回数:143 パーセンタイル:94.91(Biochemistry & Molecular Biology)中性子イメージングプレートを装備したラウエ中性子回折法により、正方晶系ニワトリ卵白リゾチームの結晶構造解析を行った。結晶は2mm2mm1.5mmの大きさのものを用い、約10日間のマシンタイムで、分解能2の回折データを収集することができた。データ解析の結果、(1)960ケの水素原子を同定することに成功した。(2)157ケの水和水を水素原子まで含めて決定できた。(3)リゾチームの糖を加水分解する機構が判明した。
新村 信雄*; 田中 伊知朗*; 峯崎 善章; 唐沢 裕子*; 田中 勲*; 三木 邦夫*; 佐藤 衛*; 日高 昌則*; 皆川 宣明; 森井 幸生
Physica B; Condensed Matter, 213-214, p.786 - 789, 1995/00
被引用回数:18 パーセンタイル:70.88(Physics, Condensed Matter)タンパク質・DNA等の生体物質の水素の位置及び、それらの配位水の水素の位置を決定するための装置が生体物質中性子回折計である。生体物質中性子回折計では、試料位置での中性子束が強く、かつ、ビーム分散の小さい中性子束が必要で、そのためのモノクロメーターが開発された。又、結晶からのBragg反射を出来るだけ多く観測できるように大面積の中性子検出器を設置した。その他種々の工夫を凝らした生体物質中性子回折計を製作し、卵白リゾチーム単結晶からのbragg反射パタンを得ることに成功した。